では、どのような内容のメールが配信されているのか?
参考にご紹介させて頂きます。
件名:なぜ、この○○を大切にすると懐妊率が上がるのか?
こんにちは、粟木原です。
本日は、高温期の主役である「プロゲステロン」のお話しをしたいと思います。
「プロゲステロン」は、呼び方として「P4」などと呼ばれます。
高温期に起こる便秘の原因ですが…
答えは本当に簡単で「腸の平滑筋のトーンが落ちるから」です!
当然ですが、子宮も平滑筋です。
子宮の平滑筋の緊張を低下させて、「子宮の収縮を抑えるので、妊娠を維持できる。」
ということは、何度かこのメルマガで書かせて頂きました。
実は腸も全く一緒で、プロゲステロンの影響で緩みます(表現として)
そこで、腸が弛緩して便秘になるのですが、すべての人が便秘になるわけではありません!
便秘ぎみ程度でおさまる人や全く便秘にならない人もいます。
腸の機能が低い方に、この便秘の症状が出やすいのですが、臨床ではどのように考えれば良いのでしょうか?
当然ですが、妊娠の可能性があるケースの高温期便秘と、
妊娠の可能性がないケースの高温期便秘ではアプローチを変えなくてはいけません!
ここで考えて欲しいのは、腸も子宮卵巣も、同じような場所に神経支配されているということです。
同じような命令が出るので、
「腸の動きが悪い」⇒「子宮の動きが悪い」
「腸の動きが良い」⇒「子宮の収縮が良い」
と考えても良いかと思います。
結構難しい話になってしまうのですが、臨床とからめて説明させて頂きます。
低温期になって、「下痢」になってしまう方は多くいらっしゃいます。
これもプロゲステロンが収束することが理由ですが、全員に起きることではありませんよね?
下痢になる方の場合、骨盤腔内の温度が低い方は、生理によって、血液(経血)がなくなります。
その結果、物理的に骨盤内の温度が落ちて、骨盤内の温度が落ちることで、下痢になります。
(お腹が冷えて)
これは一つのケースなのですが、この場合ですと
「低温期にも骨盤内の温度(血流)を一定に保つための施術」が必要になると思います。
あくまでも、「体温を上げましょう」と言っているのではない事に注意してください!
低温期はある程度、体温落ちた方が良いです。
これらの臨床証拠を積み重ねることで、その人が妊娠するのに何が足りないのか?
アプローチ変えるための情報になります!
ホルモン値を判断して、周期を判断して、便の状態など「その人の情報」を判断して!
という、「本当に基礎の基礎」を当たり前のようする必要があります。
・このツボが妊娠に効くとか…
・骨盤を調整すれば妊娠率アップとか…
・頭蓋を調整することで妊婦さん続出とか…
だけではなくて!(否定する訳ではなくて…方法論はもちろん大切ですが)
妊娠率をアップするための方法論だけを学ぶのではなく、
計測するための基礎を大切にすることで、他の世界が絶対に見えて来ます!
毎回同じような治療法では、懐妊率は上がりません。
基礎を磨いてその人を見ましょう!
これで本当に患者さんの見え方が変わります。一緒に頑張りましょう!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
いかがでしょうか。
この他にも、治療のコツ・患者さんとの信頼関係の築き方など
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